こだわり作業工程

クリーニング師(厚生労働省認定)熟練スタッフが、あらゆる復元方法の中から、お客様のお洋服とその想いに最も適した処理方法を選んで、ご提供いたします。また、お客様にご希望の処理方法がある場合には、相互協議の上で最善の方法を探ります。お気軽にご相談ください。

デザインや素材に合ったクリーニングを行い、全て手仕上げで復元します。
洗いは、汚れ落ちが良くて環境にもやさしい水洗いを優先的に行います。
高級獣毛素材(カシミヤ・アンゴラetc)のデリケートな衣服や、一度だけしか着用していない衣服(ひと声お掛けください)はダメージの少ないソフトクリーニング(ウェット・ソフトドライ)やオゾンエアメンテナンス(お客様からのご依頼時のみ実施)を行います。
シミヌキは全てのシミについて行います。(有料の場合あり)
すべての作業(ワイシャツから毛布まで)を自店内にて行っているので、細かいご要望にもお応えできます。


1・診断(受付)工程 diagnosis

受付工程では、クリーニング師(厚生労働省認定)がお洋服の状態とお客様のご要望を理解し、最適なクリーニング方法とそれに見合った料金をお客様の合意の下に決めるという、医療の世界で言う「診断」を行っています。
正しい診断があってこその、以降の正しい作業が行われるという意味で、全工程中、最も重要な執り行いごとであります。

診断の際には、複数のチェック項目(素材区分、着用回数、着用状況、汚れの質、汚れの箇所、汚れの放置期間、素材状態、縫製状態、染色堅牢度、染色デザイン、衣服機能、衣服用途、衣服価値、デザイン性ファッション性、ブランド、破損箇所、採寸・・・)からなる「診断カルテ」を頭にイメージしながら最善策を探り、以降の作業内容と料金等を決定します。

気になることが少しでもございましたら、遠慮なくお申し出下さい。お客様の深い満足を実現することが、我々の目的であり、喜びであります。


2・ワイシャツクリーニング shirt cleaning

個人店では貴重な、外注に出さないこだわり極上クリーニングです!

▽洗い
汚れているものは、本洗以外にもとことん手を掛けます!
(浸け込み予洗、ササラ掛け、漂白、シミヌキ、二度洗い)
→だから、際立つ白さで自信あり!

色物ワイシャツは、衿が皮脂で汚れている場合は、溶剤シミヌキやドライクリーニングをしたあと、色落ちしないように中性洗剤で別洗い

結束ベルトで10枚ほど束ねて洗っています。適度な重さでエリとカフス部分が洗濯槽に叩かれ、汚れ落ちが良くなります。また、袖がからむのを防ぐことでダメージ損傷や事故防止にも効果があります。厚いボタンやデリケートな素材のものは、ネットに入れて洗います。

洗剤 >>>> 弱アルカリ酵素入り洗剤 
仕上げ剤 >> シリコン&除菌消臭剤
糊 >>>>> 天然糊(タピオカ芋でんぷん)


▽仕上げ
まず、エリとカフス専用ストレッチプレス機で、縮みを伸ばしながら熱と強い圧力をかけてエリとカフス部分だけを仕上げます。
つぎに人体プレス機で、サイズ調整しながら全体を仕上げます。
エリとカフスと前立て部分は洗いで縮みやすいので、特に手間を掛けて伸ばしています。また、厚いボタンは圧力を掛けず割れないように注意しています。

また、お好みにより、糊の濃さ(糊なし・エリカフス糊カタ・全体糊カタ)やハンガーORタタミ仕上げも選べます。


3・ドライクリーニング dry cleaning

一般的な汚れを落とすには水洗いが優れていますが、水洗いをすると縮んでしまうなど、形態変化を起こすウール素材品を中心に、ターペンという石油系溶剤で、水を使わず(ドライ)に洗っています。
この溶剤は、水とは反対の油のような性質をしていて、油汚れを良く溶かして落とします。サラサラとした質感をしていて、見た目には水と変わりませんが、水で溶けてしまうようなトイレットペーパーなども、原型のまま洗い上げます。
クリーニングに使用した液は、環境的あるいは経済的見地により、精製処理をした上で再利用いたします。毎回、フィルターや活性炭でろ過を行い、汚れや不純物を取り除くことで、いつでもきれいなクリーニングを可能にしています。
また、業界最高値の高級ソープ(ドライ用洗剤)を使用しています。ドライクリーニングでは落としにくいとされる汗や食べこぼしなどの水溶性の汚れも、他ソープと比べると断然キレイに除去します。また、シリコンなどの加工剤が添加されることで、艶のある鮮明な色彩と優しい手触りに復元されます。ほかにも消臭、抗菌剤を配合しているので、静電気防止、柔軟効果、再汚染防止の基本効果に加え、防臭、抗菌、防カビ効果にも優れています。
他社との洗いの違いをぜひともご体感ください。

色柄や素材のデリケート具合によって、洗うグループを分けます。汚れのひどい物や染色が弱く色が出る物は、下洗いや単品洗いを行います。
デリケートなお洋服は浸け置き洗いのような機械力の弱いソフトドライクリーニングを行います。
フックは洗って引っ掛からないように安全ピンで留めて、デリケートなボタンは割れたり溶けたりしないようにマジックテープやボタンガード専用カバーでガードしたりネットに入れて洗います。セーターなどニット製品も伸びたり引っかかったりしないようにネットに入れて洗います。
洗って残った食べこぼしなどの水溶性ジミは、シミヌキ機で各所ごと丹念にシミヌキいたします。また広範囲に残った汚れは機械力をほとんど掛けないウェットクリーニングを行います。


4・ ランドリー&ウェットクリーニング wash in water

ほとんどの汚れ落としには水洗いが効果的であったり、ドライクリーニングでは水溶性汚れ(食べこぼしや汗汚れ)が残りやすく、変色の原因になりやすいなどの理由から、水洗いを優先的に行っています。
しかしながら、水洗いはシワや縮みなどの形態変化や色泣きや移染などの事故を起こしやすいなど、最適な診断と治療には高度な技術を必要とします。当店は長年の経験と研究により、独自の技術開発に成功しています。ランドリーとウェットクリーニングの違いは、主に機械力の強弱の違いであり、衣服の状態によって使い分けています。(各種洗剤と薬品、移染防止剤、防縮剤等の活用)
また、受付時にお客様と直接に作業技術者が対面することで、事故防止のリスク管理の下、よりキレイになる作業をお勧めすることができ、提供することが可能になります。インフォームドコンセント(説明と同意)を前提としたウェットクリーニングによる高品質な仕上りは、当店の強みであります。
例えば、裏地がキュプラ素材で水に浸けるだけで光沢変化するものでも、表地の汚れ具合によっては水洗いを提案する場合もあり、お客様の選択の下にウェットクリーニングを行うことがあります。

縮み防止の観点から、起毛素材やダウン以外は、乾燥機の使用を避けて、自然乾燥しています。

洗って残ったシミは、シミヌキ機で丹念にシミヌキいたします。また、広範囲に残った油汚れは主にドライクリーニングを行い、黄変ジミは漂白処理を行います。


5・仕上げ iron finish

テーラード認定の「仕上げ上級者資格(BMM)」を有したクリーニング師が、お洋服の仕立てに合わせて一点一点復元仕上げをいたします。
立体的なシルエットを形成するのに必要な仕立て技術(「いせこみ」「くせとり」「おいこみ」)を理解し、お洋服の魅力を損なうことなく、忠実に再現いたします。

当店では、汚れ落ちが良くて手間の掛かる水洗いを多用しているので、シワや縮みや形態変化を抑える技術と復元する技術を独自に研究開発し、固有技術化しています。
洗うことで形態変化が予想されるものは、事前に寸法を測ったり、写真を撮って記録したりして、仕上げの際に参考にします。シワ加工やキュプラ素材品など、水洗いで元通りの仕上げが困難なものも、お客様との確認の上で、最大限の努力で復元をさせていただいております。

家庭洗濯で縮んでしまったり、デザインが複雑で自分で仕上げるのが難しいものも、コストパフォーマンスの良い「仕上げのみコース」をご利用ください。


6・シミヌキ stain removal

気付いたシミは一箇所づつに、専用機械でシミヌキを行います。
シミヌキ機械によるシミ除去手順は、シミ部分の上からミスト状の水や溶剤を叩き当てて、繊維下のバキュームで、剥がれた汚れを吸い込ませます。
シミヌキは、各種クリーニング後に、油性シミヌキ→水溶性シミヌキ→タンパク質シミヌキ→色素漂白の順番で正しく行うことできれいに落とせます。色素漂白等の薬品を必要とするシミヌキは、技術難度が高いため、別途にシミヌキ代金を頂戴いたします。
どのシミも時間が経過すると落としにくくなり、シミヌキによる繊維への負担が増してしまいます。なるべくお早めにお持ちください。
シルクと麻と濃色綿とテンセルなどの素材品はご家庭でシミヌキを行うと、白く毛羽立つなどの事故につながります。あるいは、ペンキや血液や黄変シミなどの溶剤や薬品を使用するシミヌキも困難と思われます。
ご家庭でのシミヌキは、繊維とシミの種類の組み合わせによって、難易度が変わってくるので、そのままのいじらない状態での持ち込みをおすすめいたします。


7・オゾンエアメンテナンス ozone air maintenance

一度しか着ていない大事なオーバーを、衣替え時にクリーニングに出すべきか迷ったという経験はありませんか?
もしかしてシミが付いていて、変色してしまうのではないか・・・臭いだけが気になる・・・カビが生えてしまうのではないか・・・シワだけ伸ばして欲しい
着用状態によっては洗う必要が無かったり、かえって洗うことによって余計なダメージを与えてしまう場合があります。

そこで有効なのが、洗わずにダメージなく復元する技術のオゾンエアメンテナンス(お手入れ)であります。

お洋服にオゾンガス(O3)という気体を噴きかけ晒すことで、除菌・消臭を行います。
オゾン(O3)は強力な酸化力で、除菌や消臭に威力を発揮します。ニオイや雑菌を分子レベルで元から分解します。また、オゾンはすぐに酸素(O2)に戻る性質がある為、残留性が一切ありません。
だから、水や溶剤を使わず、お洋服にノーダメージで、除菌・消臭を可能にします。

また、お洋服の状態とご要望に合わせて、他の作業も補足実施いたします。
* 洋服ブラシや乾燥機タンブリングによるホコリ落とし。
* 作業別メニュー(シミヌキ・仕上げ)の利用 ≫≫ 別料金

なお、メンテナンス(お手入れ)ご利用時には、どのように着用したかを綿密に問診する必要がありますのでご相談ください。(※軽度な汚れ除去に有効であり、洗いの汚れ除去作用には及びません。)
また、ご家庭でもできることも多くありますので、日頃からこまめに手を掛けていただくことで、お洋服の寿命も長くなります。


8・お渡し工程 be completed

ご持参いただいたお預かり伝票をもとに、点数や仕上がり具合を相互確認してから、お品物をお渡しします。
また、受付時の診断に基づいて行った最適サービスの詳細を、「作業工程のご報告」タグに記載しています。実際に行った作業工程を明示することで、安心と信頼が深まることを期待するとともに、キレイさの説得力が増すと信じています。当店では、こうしたトレーサビリティ(追跡可能性)の確立を実現することで、クリーニング業法第3条「利用者に対する説明義務」を、積極的に果たす努力をしています。
シミヌキ結果などの仕上がり具合等、気になることがございましたら、お気軽にお尋ね下さい。